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本書は150年読み継がれた『名将言行録』の初のまんが書籍化です。『名将言行録』とは修史事業に大きな功績をあげた岡谷繁実(おかのやしげざね)が16年をかけてまとめ上げた戦国武将や大名たちの人物列伝です。
1869年の出版以降、歴史ファンのみならずとも広く読み継がれてきたのは、武将たちの人間味あふれるエピソードには、いつの時代も通じる人間力の本質が表れているからでしょう。
まんがシリーズ第一巻のテーマは、リーダー論。三英傑といわれる織田信長、豊臣秀吉、徳川家康をはじめとした、名将・智将が20人登場します。もちろん、それらの武将の逸話を通して、客観的な評価、自己分析、人材育成、情報収集などが理解できます。さらに自分の立場からだけではなく、上司や同僚・部下に置き換えてみれば、どの立場であっても相手や状況の理解につながり、日々の仕事に応用が可能となります。
歴史にそれほど興味がない方でも、まんがだからこそ各武将の心情や思惑などを身近に感じられることでしょう。
もちろん、よく語られる逸話のみならず歴史本には載らないようなエピソードを収集しているため、歴史ファンも楽しめる内容です。
世界全体がボーダーレスと化し、人や物資以上に情報や疫病があっという間に駆け巡る現代。組織を機能的に活動させるにはどうすればよいのか、仲間や部下の士気を高めて最高の成果を上げるためにすべきことは何か。状況判断を間違えれば一夜にして戦況が変わってしまうほど熾烈な戦いの中で結果を残した武将たちの哲学は不変の教材と言えるでしょう。
戦局を読む判断力 相手の出方を読む洞察力 引き際を知る冷静さ 仲間の士気を鼓舞する立ち居振る舞い
彼らが魅せたさまざまな教訓は、 戦場をビジネスの場に変えた現在でも十分活用できるからだろう。 時に無謀に、時に弱腰に見える状況も 彼らがどんな価値観・哲学をもって物事に対峙し窮地を脱して、 己を、一族を勝利に結びつけたのか。 一話ごと簡潔にまんが化した本書でその想いを感じてほしい。
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