■■■ 小豆 売買限月選択法 ■■■
■東京小豆 売買限月 選択法■

買い有利な限月   売り有利な限月
 
 12月限 後半   △08月限 後半
 01月限 後半    09月限 後半
 02月限 後半   ◎10月限前後半
△03月限前後半   ○11月限前半
◎04月限前後半    12月限前半
○05月限前後半         
 06月限 後半       

 昔から売買する限月の選択法が限月相場において重要なノウハウのひとつとされています。
先物に手を出し始めた頃は、一番残存期間が長い先物(6番限)を無条件に売買します。
少し慣れてきた頃に順ザヤの先物を買うことが割高なことに気付きます。
そこから、売るときは、順ザヤの先限ですが、買うときは、少しでも手前(5番限、4番限)
にずらすわけです。
その頃に教えられるのは

   『買うときは天井をつける(だろう)限月、
    売るときは 底をつける(だろう)限月にしろ』 というセオリーです。

 では、天井をつける限月、底をつける限月とはどの限月なのでしょう。





 東京小豆(1985-1995)を各限月毎に発会売りの納会手仕舞いした場合にどうなったかという一覧表です。

※前半・後半は各限月が存在する約6ヶ月の期間を半分にして
『発会から前半3ヶ月・後半3ヶ月から納会まで』にわけて合計したものです。


この表をみれば、小豆には限月毎に買い有利な限月・売り有利な限月が存在することが分かります。
 これは、小豆というものが一年草で国内要因でほぼ収穫が決定するという地合を受けて、毎年『秋の底』というものがあるからです。

その「秋の底」 の時期(平均9月末)に納会する限月は売り有利
逆に「春の天井」の時期       に納会する限月は買い有利

となりやすいわけです。もう一度まとめますと

■東京小豆 売買限月 選択法

買い有利な限月   売り有利な限月
 
 12月限 後半   △08月限 後半
 01月限 後半    09月限 後半
 02月限 後半   ◎10月限前後半
△03月限前後半   ○11月限前半
◎04月限前後半    12月限前半
○05月限前後半         
 06月限 後半         

となります。

 更に各限月毎にいくらで売買すると、どの程度の確率で利益になると
計算が成り立ちます。もっともこれは価格革命がしばらくおきないということを
前提にした統計ですが。
 →小豆のような原料の価格革命は10〜20年に1回程度です。
※小豆に関する統計は、遡り過ぎても取引単位の変更などのため
 逆効果です。上記の表にてもわざと直近10年ぐらいで区切っているのも
 20年間で計算すると、各データが不正確になりやすいのです。
 まあ、投資がらみは基本連続10年間が基本ではあります。


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